Lyrics

硝子の向こうで 羽ばたいていた 目癈の虫が火の中に 自ら飛び込むのを見た 快楽の前に 跪くなら 罪悪感と嫌悪が 踊るでしょう 照らされて 燃えてゆく 金色の翅の バケモノが 飛んでいった バケモノは 泣いていた 形など無いはずの 憾みがどろりと こちらを向き 見つめていた 幽き声の詩が 幾重にも重なり 一つの意味になるのでしょう 徒花の声に 耳を貸す度 己の無知や愚かさは 自ら滑り堕ちて行く 暗澹の果に 辿り着く頃 憎悪も安堵も無邪気に 笑うでしょう 手も足も 目も口も 無いままゆらゆらと 影だけが 浮いていた 影だけが 揺れていた 行方知れずは嫌だ 手を伸ばしたよ 指先を掴んでくれた 泡沫の声がした たとえ聴こえなくとも 偽物の美しささえも 愛おしくて 嗚呼 破綻してしまったようです 安心をしてください 居なくならないでしょう 白鳥は未だ歌わず 形など無いはずの 憾みがどろりと こちらを向き 見つめていた 幽き声の詩が 幾重にも重なり 一つの意味になるのでしょう 形など無いはずの 憾みや妬みさえ 名前がついてしまうのでしょう 幽き翅が空に ばらばらと解けた バケモノは 溶けていった 影だけが 揺れていた
Lyrics powered by www.musixmatch.com
instagramSharePathic_arrow_out