オリーブ(弾き語りデモ)

どこかで観たような「さよなら」の仕方 心ずたずた 気がつけば通りをはさんで 遠ざかるプリーツスカート 向かいの席、残した紅茶と声 「さよなら愛しいひと またいつか会えたとき それぞれに幸せを 持ってたらいいね」 人ごみかき分け追いかけて すでに息はたえだえ 伸ばした右手は空つかむ 足早なウイングチップのシューズ 並木通り、手の中に落ち葉と声 「さよなら愛しいひと またいつか会えたとき 隣には違うひと きっといるはず」 立ち尽くしたまま 空を見上げる 胸をしめつける悲しみに 涙雨が降り頬ぬらす さよなら愛しいきみ またいつか会えたとき それぞれに幸せを 持ってるのかな さよなら愛しいきみ 秋のような恋人 あっというまに去って ひとりの冬だ